10水第3帖(277) ヒット202件目
神の子は神としての自分養うことも、つとめの一つであるぞ。
取違ひすると大層な事になるから、氣つけておくぞ。書かしてある御神名は御神体として祭りてもよく、お肌守りとしてもよいぞ、皆に多く分けてやれよ。御神名いくらでも書かすぞ、その用意しておいてくれよ、神急ぐぞ。祓え祝詞書き知らすぞ。
かけまくもかしこき、いざなぎのおほかみ、
つくしのひむかの、たちばなのおとのあはぎはらに、みそぎはらえたまふときになりませる、
つきた
つふなどのかみ、みちのなかちはのかみ、ときおかしのかみ、わ
つらひのうしのかみ、ちまたのかみ、あきくひのうしのかみ、おきさかるのかみ、おき
つなぎさびこのかみ、おき
つかひへらのかみ、へさかるのかみ、へ
つなぎさひこのかみ、へ
つかひへらのかみ、やそまが
つひのかみ、おほまが
つひのかみ、かむなほひのかみ、おほなほひのかみ、いづのめのかみ、そこ
つわた
つみのかみ、そこ
つつのおのかみ、なか
つわた
つみのかみ、なか
つつのおのみこと、うわ
つわた
つみのかみ、うわ
つつのおのみこと、はらえと四はしらのかみたちともに、もろもろのまがこと、
つみけがれをはらえたまへ、きよめたまへとまおすことを、きこしめせと、かしこみかしこみもまおす。
次に「うけひ」の言葉しらすぞ。
ご三たいのおほかみさま、ご三たいのおほかみさま、ひ
つきのおほかみさま、くにとこたちのおほかみさま、とよくもぬのおほかみさま、
つきのおほかみさま、すさなるのおほかみさま、あめのかみさま、かぜのかみさま、いわのかみさま、キのかみさま、かねのかみさま、ひのかみさま、ひのでのかみさま、りゅうぐうのおとひめさま、やほよろづのいきかみさま、ことにいすずにます、てんしょうこうだいじんぐうさま、とようけのおほかみさまをはじめたてま
つり、よのなかのいきかみさま、うぶすなのおほかみさまのおんまへに、ひろきあ
つきごしゅごのほど、ありがたく、とうとく、おんれいもうしあげます。このたびのいわとひらきには、千万いやさかのおはたらき、ねがひあげます。あめ
つちのむた、いやさかに、さかへまさしめたまひ、せかいのありとあるしんみん、ひとひもはやく、かいしんいたしまして、おほかみさまのみむねにそひま
つり、おほかみさまのみこころのまにまに、かみくに、じょうじゅのため、はたらきますよう、おまもりくださいませ、そのため、このたま、このみは、なにとぞ、いかようにでも、お
つかひくださいませ、みむねのまにまに、まことのかみくにのみたみとしての
つとめを、
つとめさしていただくよう、むちうち、ごしゅごくださいませ、かむながらたまちはへませ、いやさかましませ。
次に御先祖様の拝詞知しらすぞ。
此の祖霊宮に(コレのミタマヤに)
神鎮まり坐す(カミシヅまりマす)。
遠津祖神(トオツミオヤノカミ)、
代々の祖霊神達の御前(ヨヨのオヤのミマエ)、
また親族家族の(またウカラヤカラの)
霊祖神の御前に(ミタマのオンマエに)
謹み敬ひも白す(ツツシみイヤマひマオす)。
此の家内には(コレのウチには)
諸々の曲事(モロモロのマガコト)、
罪穢あらしめず(ツミケガレあらしめず)、
夜の護り(ヨのマモり)、
日の守りに(ヒのマモりに)
守り幸はひ給ひ(マモりサキはひタマひ)、
まこと神国のみ民としての(まことカミクニのみタミとしての)
義務を全うせしめ給へ(ツトメをマットうせしめタマへ)、
夜の護り(ヨのマモり)
日の守りに守り(ヒのマモりにマモり)、
捧ぐるものの絶間無く(ササぐるもののタママナく)、
子孫の(ウミノコの)
弥栄継ぎに(イヤサカツぎに)
栄えしめ給へと(サカえしめタマへと)
畏み畏みも白す(カシコみカシコみマオす)、
惟神霊神幸はへませ(カムナガラタマチはへませ)、
惟神霊神幸はへませ(カムナガラタマチはへませ)。
一本の草でも干して貯へておけよと申してあろがな。