意識レベル400 理性
[神の視点] 賢い
[人生の視点] 意義
[レベル] 理性
[感情] 理解
[プロセス] 抽象
[幸せ度] 79
[人生の視点] 意義
[レベル] 理性
[感情] 理解
[プロセス] 抽象
[幸せ度] 79
低いレベルの感情を超越できると知性と合理性が現れてきます。 理性は複雑で大量なデータを扱うことができ、また迅速に正しい決定をすることができます。 関係の複雑さや深さのレベル、微妙な違いを識別し理解することができます。
そして、抽象的な概念(コンセプト)を活用する方が具体的な解決手段よりも重要だと分かってきます。 また、さまざまな科学や思想に対する理解力や読解力さらにはインスピレーションを概念化し言語化する能力が著しく増大します。
このレベルでは知識と教育が「財産」として追加されます。 理解と情報は達成のメインツールとなり、その状態から【400】レベルであることが証明されます。
このレベルの短所は概念や理論についつい夢中になり「木を見て森を見ず」の状態になってしまうことです。 つまり現象そのものやそれが示す意味の違いを厳密に識別することにとらわれたり「客観的な世界(外界)」と 「主観的な世界(内面)」の間の目に見えない因果関係を正しく理解することを制限してしまいます。
このレベルでは結局、基本的なポイントを逃してしまいます。 理性を働かせること自体が「最終ゴール」になる傾向があります。 「理性」には限界があり物事の本質や複雑な問題の真髄を見抜く力はありません。
「理性」だけでは真実を見いだすことはできません。 理性は莫大な量のデータに裏付けを生み出しますがそのデータと実際に起きる現象との間の矛盾を解決する能力に欠けます。
「理性」は論理的な方法論によって支配されている機械的(非人間的)な世界では高い効果がありますが、 人間および人間関係の問題を解決する能力はありません。
ハーバード大学などのMBA(経営学修士)取得者が価値観が異なる複数の人間が介在するビジネスにおいて、 必ずしも成果をあげるとは限らないという現象もこの「理性」の限界を示しています。
また「理性」は人の意識がより高いレベルへ進化することに対して最も大きな障害になります。