意識レベル199以下の対処方①
フォース的なこだわりや思い込みは解放しましょう
199以下の意識にとどまることは、その人の将来にとって好ましいものではありません。 しかし、199以下の意識を、拒絶したり抑え込んだり無視したりしてはいけません。 余計にその意識にエネルギーを与えます。199以下の意識を感じたら、その意識を客観的に観察してください。そして、その意識 が生まれる原因になった「信念《こだわりや思い込み》」を探ってください。一般的に「信念」というものは、 好意的に受け取られているようですが、良き人生を創造するために書き換えが必要な「信念」もあります。
例えば「他者に迷惑をかけてはいけない」とか「努力しなければいけない」とか 「いつも明るく元気でいなければいけない」などの「信念(思いこみ)」を人は意識的に、 もしくは無意識に心の奥に持っています。
一見、これらの信念は正しいようにみえますが長い人生において人に迷惑をかけざるを得ないときだってありますし、 いつも努力できるわけでもありません。 ときには心が沈んで明るくふるまえないことだってあります。
そんなとき、上記の「信念《こだわりや思い込み》」があると「自分はダメな人間だ」という「恥」や 「罪悪感」といった199以下の意識が生まれます。 つまり199以下の意識は、自分にとって書き換えが必要な「信念」が心にありますよという「サイン」です。
その「サイン」を感じたら、その原因となった「信念」を探しだして以下のように柔軟なものに 書き換えてください。
他者に迷惑をかけてはいけない ×
→ なるべく他者に迷惑をかけないようにしたほうが良いが、迷惑をかけてしまうことだってある。 そんなときは、心から頭を下げれば(感謝/謝罪すれば)よい。努力しなければいけない ×
→ 努力は成長するために必要なときもあるけど、努力できないときだってあるし、努力しなくたって 結果がでるときもある。同じことをするなら、努力するより楽しんでやった方がよい。いつも明るく元気でいなければいけない ×
→ 明るく元気な方が良いが、心が沈むときだってある。そんなときは、無理に明るくしなくたっていい。 ありのままの自分に素直なほうがよい。
心理学では、このような人間の意識に影響する「信念」を「フレーム(骨格)」といい、信念を書き換える
ことを「リフレーミング」といいます。
人間は、知らず知らずのうちに「フレーム」を心の中に創ってしまいますが、 人生をよりよく生きるためには良い影響を及ぼさない「フレーム」を「リフレーミング」することが 大切であると心理学者たちは提唱しています。
まずは199以下の意識が生まれた時、その原因になる「信念《こだわりや思い込み》」を探し、 出来る限り柔軟なものに書き換えることを習慣にしてください。「信念」は自分で 創りだしたものですから、自分で書き換えることができます。