意識レベルとその解釈
デヴィット・R・ホーキンズ 著書 パワーかフォースか(資料引用元)t.h様どのような意識を持つかによって、その人《あなた》の感情が決定されるとともに、その人の人間関係や出来事の状態が決まります。 また、社会現象もすべてその社会を構成する人々の意識の平均値がその状態を決めます。
意識レベル | 感情 | 視点 | 注釈/現象例 |
---|---|---|---|
700 悟り | 表現不可能 | 純粋な意識 | - |
600 平和 | 至福 | 完全 | 欠陥のない充足 |
540 無条件の愛 | 静穏 | 完成 | すべてとの一体感 |
500 愛 | 崇拝 | 恩恵 | すべてに対する無償の愛 |
400 理性 | 理解 | 意義 | 本質のみへの関心 |
350 受容 | 許し | 円満 | 他者の完全なる容認 |
310 意欲 | 楽天的 | 希望 | 純粋な内発的 モチベーション |
250 中立 | 信頼 | 満足 | 自他の境界の不明瞭化 |
200 勇気 | 肯定 | 実行可能 | 現状打開、努力 |
175 プライド | 嘲笑 | 要求 | 他者からの認知 称賛欲求 |
150 怒り | 憎しみ | 敵対 | 嫉妬、ねたみ、競争 |
125 欲望 | 切望 | 失望 | 情動的、集中力の不足、依存 |
100 恐怖 | 心配 | 怯え | 不安、欠乏感、攻撃的態度 |
75 深い悲しみ | 後悔 | 悲劇 | 無力感、自信喪失 |
50 無感動 | 絶望感 | 絶望 | 自己喪失 |
30 罪悪感 | 非難 | 悪 | 自己存在の否定 情緒不安、抑圧 |
20 恥 | 屈辱 | 悲惨 | 自己の存在の否定(極度) 情緒不安(極度) |
上表は、その「意識」のエネルギーレベルを表したものです。200以上の意識を「パワー」とよび、 その意識を持つ者は自他に良い結果をもたらし、199以下の意識を「フォース」とよび、 自他に悪い結果をもたらすことがあります。
人の意識はさまざまに変化し、すべてのことに影響しますが、自分の意識がどのようなものであるかを 客観的に観測し管理している人は少ないのではないでしょうか。
意識は上述したようにすべての現象の原因であり「意識」のレベルどおりの現象が肉体面(健康面)、 精神面、人間関係面、事象面に結果として創造されます。つまり、意識を野放しにしておくことは 予測できない現象に振りまわされることになります。
人生を望むものにするためには、自分の意識を客観的に観察しコントロールすることが重要です。 さまざまな人生の経験を通して心と精神を鍛錬し、意識を上位の意識レベルに昇華させていくことが、 その個人にとっても社会にとっても豊かで調和のとれた状態を導くことになります。
人は人を外面の状況(学歴、地位、貧富、外見、能力など)で判断しがちですが、人間の 価値は、本来、その人の意識の状態により判断されるべきものだと思います。
人はさまざまな意識を持ち一定の意識を持ち続けるわけではありませんが、どの意識レベルに一番焦点が 当たっているかが重要です。
なぜなら、その意識レベルがその人《あなた》や周りの人の幸福度合いを暗示するからです。 幸福か《意識の状態が》どうかが外面の状況以上に重要なことです。